コロナ禍もなんか良い感じに無かったことにされ、遠出も許される空気となってきました。友人に触発されて県外へ遠征しようと考え向かったのは静岡県。中部横断道のおかげでかなり近くなりました。雄大な海を前にして抱いたビッグな感情をここに遺しておきます。ゴルフの要素はありません。
駿河湾 @三保松原
三保松原と言えば世界文化遺産・富士山の構成資産の一つで、富士山から最も遠い構成資産であります。手前から順に砂浜・松・海・富士山と写るお馴染みのあのスポットですゆえ。詳しくは山梨県のWebサイトを参照されたし。
海風を受けて育つためか、陸側に傾いている松。生育環境は大事。人間と一緒ですね。
松原の先に見えてくる鮮やかなブルー。心憎い激アツ演出があなたを待っている。
この日の駿河湾は少し荒れている様子だった。日常的にこんな様子かもしれない。波の力マジヤバい。
そんな海と共に生きる人々。こんな巨大なものと共生するのだから、我々山の民とは気の持ち様も違うのだろう。多分。
肝心の富士山はこんな様子でした。富士の親方とのコンビネーションを拝みたいアナタは空気の乾いた秋冬に来るのがベストかもしれません。我慢です。
太平洋 @御前崎灯台
三保松原から見える海は駿河湾であり、向かいの伊豆半島が見えています。では遮るものの無い、本物の水平線とはどんなものだろう?陰謀論者に打ち勝つために、『地球は丸い』現場をこの目で捉えたい。そんな思いで車を走らせ1時間。静岡の最南端、御前崎へと向かったわけです。獣人とメロンの妖怪はいませんでした。
灯室への出口はかなり狭く、バックパックを背負ったままでは通れません。トーレルーフがあれば一瞬ですね。
灯室にそびえる巨大なメカニクス。上部のレンズでありえん指向性の光を放ち、海を照らすらしい。詳しくは燈光会のWebサイトをチェック。
灯室から見える景色。
スマートフォンで撮ったパノラマもどうぞ。大きなサイズもあります(7MB)。
やっとの思いで甲府盆地から出てきた蛙。しかし外の大海はその何千倍・何万倍と大きいのだ。私は小さい。小さすぎる。圧倒されてしまった。
眼下の岬へ降りてみる。迂闊に近づく私を拒むように、白波が岸壁に打ち付けていた。私には崇高な存在のままで良いかな。
照りつける太陽と、吹き抜ける潮風の匂い。なんだ、夏ってエモいじゃん。暑いだけだと思ってました。反省してます。
(水平線に圧倒されすぎて丸いとか平面とかどうでも良くなりました)